原作知らないけど皆いい人だったのでとりあえず御教授願う。

肆拾伍ノ刃 ページ17

〜 神原side 〜






胡蝶「Aさんはあちらの方で頑張ってくださいね」






そう言われ、奥の方へ通される。




しのぶさんは炭治郎くん達の面倒を見るって言ってたけど、私は1人でどうすればいいのやら。









??「不本意だとは思うが、俺がお前に呼吸について教える」



『ぎ、義勇さん...。』







宇髄さんのせいで義勇さんに抱きついてしまって以来かなり気まずい。






だからと言って嫌という訳ではないけれど...









冨岡「...」




義勇さんはめったに表情に出さないからその事をどう思ってるかも分からないし。







でも、義勇さんは仕事に私情を持ち込まない人だ。



この事は一旦忘れるとして、今は全集中の呼吸を身につけないとね。








『よろしくお願いします。義勇さん』





冨岡「ああ。まずは全集中の呼吸の説明からだ。」







・



・



・




『なるほど...。』







前、煉獄さんに“呼吸”が剣術の流派を表している事は聞いたけど、その流派ごとに呼吸法が違うのは初めて聞いた。









冨岡「そして恐らくだが...」







どうすれば全集中の呼吸を身につけることが出来るのか質問しようとした時。




義勇さんが先に口を開いた。









冨岡「お前は既に全集中の呼吸を習得している。常中もだ。」



『え...？』






とんでもない発言をされる。






私は全集中の呼吸は今初めて聞いた。練習もした事ないのに、そんなこと有り得るの？




ましてや常中なんて...。









冨岡「お前の身体能力を知ってる時透、宇髄がそう言い始め、俺は有り得ないと思った。...だが、今の神原の呼吸法は全集中の呼吸に近い。」





『...』





冨岡「そして、お前はその呼吸法を日常生活でも使いこなしている。」








それが常中って事なんだよね。




昔から運動神経が人より良かったのも、その呼吸のおかげ？







でも、煉獄さんは「常中は柱になる為の第1歩」とも言ってたし...。




やっぱり私が全集中の呼吸・常中を習得してるなんて信じられない。









冨岡「信じられないのも無理はない。だからこれを用意してもらった」







義勇さんはそう言いながら、ずっと隣にあった大きい瓢箪を指さした。





『えぇ.....』

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