原作知らないけど皆いい人だったのでとりあえず御教授願う。

肆拾肆ノ刃 ページ16

※神原含む、炭治郎達が蝶屋敷に到着する前のお話







〜 胡蝶 side 〜





胡蝶「意味がわかりません。もう少し分かりやすくお話しすることも出来ないんですか？」





冨岡「む...。何度も言っただろう。今日ここで神原が全集中の呼吸について説明を受けると聞いた。」








手伝ってやろう。とでも言いたいのでしょうか？








残念ですが、冨岡さん。



Aさんと接するきっかけにしようとしているのがバレバレです。









胡蝶「確かに炭治郎君達の面倒を見ながらは厳しいのでありがたい事ではありますが...」




冨岡「？」








柱稽古に全く関与したがらない、あの冨岡さんが鬼狩りとして1番大切な呼吸に関わりたがるとは...。




分かりやすいにも、程がありますよ。









胡蝶「どこまでAさんの事が好きなんですか」




冨岡「...悪いか」









誰も悪いなんて言ってないじゃないですか。


本当に何なんですかこの人。






任務や人間関係に...いや、人間関係は元々良くはないですね。



任務に支障が出なければ良いのですが。









胡蝶「いいえ。...ただ、その言葉足らずだとAさんに嫌われる一方ですよ」




冨岡「なっ....」







かなり傷ついた表情をしていますが...。


少し言い過ぎたでしょうか。








いえ、Aさんを狙っている方々は沢山います。





その中でこの冨岡さんがそら行けと飛び込んでも、ただの良い先輩で終わるでしょう。




この人が飛び込めるとも思いませんけど。









胡蝶「はぁ、そろそろ到着するころだと思います。冨岡さんにAさんの事は任せますから」







まぁ、この人は鬼狩りとしては優れていますし、冨岡さんに任せて大丈夫でしょう。





むしろ、剣士としての技術などは冨岡さんに教わった方がいいかもしれませんね。









冨岡「胡蝶、感謝する」




胡蝶「！」






まさか、あの冨岡さんから感謝の言葉を聞く日が来るとは...。




恋愛というものはここまで大きな原動力になるものなんですね。









“ カナエ「きっかけさえあれば人の心は花開くから大丈夫、いつか好きな男の子でもできたらカナヲだって変わるわよ」 ”









...人間とは、恋愛とは、本当に面白いものです。








胡蝶「応援してますよ。冨岡さん」









〜作者より〜

アンケート＆たくさんのリクエストありがとうございました。

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