献立 ページ7
〜 不二side 〜
菊丸「あぁ〜！おチビ、遅いよ！」
越前「…スイマセン。少し迷っちゃって」
手塚に言われた、ロビーで解散し、各自荷物を部屋に置いてから5番コートに集合という指示。
方向音痴なくせに単独行動を好む越前は、こんな広い合宿所で迷子になるじゃと思っていたけれど……。
僕の予想は当たってたみたいだ。
桃城「…おっ！アンタは確か」
と言って、桃城は越前の後ろに立っていた女の子に指を指した。
ああ。氷帝のマネージャーの子だね。
桃城に見つかった瞬間、眉間に皺を寄せ、目付きもかなり鋭くなった。
綺麗な顔をしてるのにもったいない。
『や、山城…です。お、よ、よろしく、…お願いします……。』
海堂「……」
僕の隣で海堂が山城さんを凄い睨みつけてるけど……。
威嚇、かな？それとも威嚇を威嚇で返してる？
まあ、失礼かもだけど見た目通り素行に問題のある子だったら、あの氷帝でマネージャーは出来ないだろうしね。
本当はいい子で、ただ緊張してるだけ。とか。
手塚「…山城。お前のことはよく跡部から聞いている。この合宿では随分お前に苦労を掛けるだろうが、よろしく頼む。」
『うぉっ…、は、はい…こ、こちらこそ？』
ふふっ。素直に手塚に頭を下げられたことに混乱してちぐはぐなことを言いながら、手塚よりも深々と頭を下げている。
さっきまでの鋭い目付きと眉間のシワもどこかに消えたみたいだし、
やっぱりいい子なんじゃないかな。
菊丸「あああっ！！」
すると突然、英二が何かを思い出したかのように声をあげた。
どうしたのかな。
菊丸「ねぇ！ねぇ！君が合宿のご飯を担当するんだよね？どんなものを作る予定なの？」
英二はご飯のことばっかりか。
でもそれは確かに僕も気になるな。食事からの栄養素摂取はスポーツマンにとってかなり重要だしね。
『言われたのが今日だから特にレシピとか調べたりもしてなかったし…まぁ、いつも食べてる物をテキトーに…………な、なんか食べたいモンとかありますか？』
“いつも食べてる物”で英二達の不安を感じ取ったのか、山城さんは質問を付け加えた。
というか、当日に言うなんて跡部もなかなか酷いね。
菊丸「ハイハーイ！じゃあ俺、フワッフワなオムレツが食べたい〜！」
…また大人数に出すにはかなり大変なものをリクエストしたね。
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かるぴん(プロフ) - 更新めちゃくちゃうれしいです！続き楽しみに待ってます！ (1月22日 22時) (
レス) @page25 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
はしょまる - 氷帝の皆との掛け合いが好きです（ ; ; ）夢主ちゃんの事を理解してくれてる雰囲気が凄く癒しです！続きめちゃめちゃ待ってます〜！ (2023年2月3日 17時) (レス) id: 3b35fabe03 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 本当に面白いです（ ; ; ） (2023年2月3日 17時) (レス) @page19 id: 3b35fabe03 (このIDを非表示/違反報告)
ぐだち(プロフ) - この作品大好きです。更新復活したみたいで本当に嬉しいです（ ; ; ） (2023年1月30日 18時) (レス) @page11 id: aebd402614 (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです！もしいつか更新されたらいいなとは思っていましたが、まさか現実になるなんて！本当に嬉しいです！これからも応援しています！お体に気をつけてください！ (2023年1月19日 15時) (レス) @page13 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むつ夫 | 作成日時：2020年3月25日 2時
