絶対お父さんに怒られるので関わらないでください！ (ページ3)

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花垣くんと話したすぐ直後に｢夜7時に○○公園でお話できませんか？｣とだけ送った。

花垣くんと話していたのは午前中なのに、既に時計の長針は本日2度目の7を指している。

マイキーくんは呼び出しに応じてくれたけど……

いつもと雰囲気が違う。違すぎる。

普段は必ずと言っても良いほど笑顔を浮かべているが、今日はその笑顔が一切見えない。

佐野｢俺と会って大丈夫なの？｣

マイキーくんの発言に対し、大丈夫という意向を指し示すため頷いた

お父さんに見つかったら、これまでにない程怒られるんだろうけど。

……まぁ、その時のことはその時に考えればいいか。

佐野｢怖いお父さんに怒られてでも俺の行動を改めさせたいんだ｣

違う。……いや、違くないのかな。

でも私はマイキーくんを否定したい訳じゃない

そんなこと言えるはずもなく、ただ暗いマイキーくんの顔を見つめるだけで精一杯だった。

佐野｢ねぇ。俺間違ってんのかな？｣

佐野｢だからどんどん大切な奴が離れてく。パーだけじゃねーよ。｣

パーちんさんだけじゃない、か。

私が引っ越してから色んな体験をしたんだろう。
それはマイキーくんの変化を見ればすぐに分かった。

マイキーくんの、大切な人……

佐野｢お前も、また俺の傍からいなくなっちゃうの｣

マイキーくんはいつにも増して闇を抱えた目で、真剣にそう聞いてきた。

いなくならないよって言いたい。ずっと一緒にいたいよ、私だって。

でもお父さんは何故かマイキーくんと関わるのを良くないと思ってるし。

……いや、娘が不良と絡んでたら、心配するのは当然か。

佐野｢なーんてね！ジョーダン｣

『ぇ』

マイキーくんの問いかけに対し、返事に迷っていたらいつも通りのマイキーくんが現れた。

いや、いつもより楽しそう？

佐野｢別にケンチンともそーでっけぇ喧嘩してる訳じゃねぇし、心配すんな！｣

そうなんだ。それは本当に良かった。

マイキーくんはいつも通りの笑顔で笑ってる。でも、その闇を抱えたような目は変わってない。

『マイキーくん……』

私が居ない間、何があったんだろう。

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??｢ばはっ♡東卍の奴らを骨抜きにしてる女、見ィつけた♡｣