初恋【北 信介】

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ほら、見てみ



｢うおっ！？綺麗な先輩がこっちきよー！｣

｢ちょ、サム、ちょ！｣

｢自分らうっさいわ！｣




こっちへ走って来た彼女は驚いて足を止めた



｢な、信介〜。ギャラリーが多いよ｣

｢ん、お疲れさん。何処行くんか｣

｢...頭冷やしてくる｣

｢ほうか｣



じゃあまた、と再び走り出した彼女に




｢A｣


｢ん？｣


｢コンクール頑張ってな｣


｢！ありがとう。今年こそ全国制覇するばーい｣



そう言わずには居られんやろ




｢き、キャラが...！｣

｢お、おん、俺もあんなん初めて見たわ｣

｢やっぱ北さん好｢侑？｣ッィス｣




前とはもう違うんや
2年前よりもっと大人になっとる

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