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「ごめんね、遅くなっちゃった」
「俺もさっき来たとこや。気にせんでええよ」
初めて見る制服じゃない姿にまた俺の心が持ってかれる
公園にでも行こか、と歩き出す
「久しぶりや」
「ほんとに」
「元気やったか?」
「もちろん」
「そういえばA学校休んだことないやろ?」
「ないね...信介もないよね?」
「なんで知ってるん」
思わず笑ってしまった
それにつられてかAも笑う
「毎日顔合わせよったけんね」
この3年間ほぼ毎日会っとったんか
「1年の頃はそんな仲良くなかったで」
「確かに。話す機会がなかったよね」
「ちゃうで。話しかけきらんかったんや俺が」
「え?」
「近寄り難いっちゅうか、な?」
「ち、ちょっと私そんな印象悪かったの?」
「ちゃうちゃう。俺とは次元が違う思うてな」
ふふ、何それとまた彼女は笑う
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作者名:りょ | 作成日時:2020年5月27日 0時