初恋【北 信介】

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2月も中旬

3年は学校にもほとんど行かんくなって
たまに部活に顔を出すくらいになった



そして俺は決めたんや
Aに告白する


結果なんか分からんけどこの気持ちは伝えんと後悔する
そう思た



"明日、暇か？"

"うん、特に何も無いよ"


その文字を見て取り敢えず安堵した




"会えんか？"




柄になく緊張している俺の心臓は大丈夫やろか
試合の時はあんまり緊張せえへんのに



"会える"



飛び上がりたくなる程には嬉しいねん



｢ばあちゃん、俺、告白する｣

｢ほうか！きっと上手くいくで｣

｢え、ほんま？｣

｢ほんまほんま〜｣

｢なんで分かるん？｣





｢...女の勘、やな｣



ばあちゃんに惚れかけたわ
すまんA

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