【ハイキュー!!】笑ってるのが一番だって 2 (ページ1)

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『大地～ちょっとお手洗い行ってくる』
「…遅くなるなよ」

はーい、と返事だけしてみんなにすぐ戻るよ！とだけ言って
会場に着くなりお手洗いに向かう

いいかい、わたしだって日向と同じで緊張しているんだ

『あ、』
「あ、」

向かう途中で、ばったりと出会ったのは
伊達工業の主将茂庭さん

『茂庭さんじゃないっすか！』
「柳さん、久しぶりだね」

ああ…笑顔が、優しい笑顔がまぶしい。
つい数か月前に負けた相手だが、この主将さんのやさしいというかなんというか。
大会後にすっかり意気投合してしまった。

とーるちゃん伝いに

「そういえばさっき、烏野のメンバーにあって…二口たちが」
『あー…喧嘩打った感じですか？』
「そんな感じ。ごめんね本当に」
『いいえそんな！！うちにもけんかっ早いのがいるんで』

大丈夫ですよ～といえばよかった、と安心する茂庭さん
かわいい、本当にほっとしてる～

「そういえば、最近体調は大丈夫なの？」
『大丈夫ですん。前ほどたおれないので！』
「頼むから今回は倒れないでね！？割と試合で倒れるのびっくりするから！座っててね！？」
『茂庭さんお母さんみたい…』

あと、これ持っていきなさい！！！と渡されたのは鉄分が多く含んであったドリンク
なんで持ち歩いている！？と聞けば

烏野が来るならいるだろうし、きっとこういうの持たずに来るだろうから、という茂庭さんの推測

きっといい主夫になりますね！と冗談めかして言えば
倒れるのは無しだよ、とガチトーン、

決めた、私大会では今回茂庭お母さんがくれたこのドリンク常備する

「気を付けてね」
『はあい！！じゃあ私戻りますね』

お手洗いによってから戻れば、大地から遅い！と怒られた
ごめんって、茂庭お母さんにつかまってたんだって

『…？あれ、池尻さん？』
「そ、さっき少し話してた。
アップ始まるから行くぞ」
『はーーい』

さあ、烏野新体制の公式戦の始まりだ