推し、助けちゃいました (ページ20)

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第19話ーグクsideーページ20

ー病院ーー

SG「とまぁ、こんな感じで…」
(無駄に長くて申し訳ないです🙇‍♀️)

TH「あいつはあのあと警察に連れてかれたよ。その後どうなったかなって知らないけど笑」

テヒョンが珍しく悪魔みたいな表情を浮かべてて怖い…

NM「それにしても、本当に酷い人だよね、許せない、
人としてどうかと思う。
いくらグガを手に入れたいからってあんなことして…。」

僕のせいでみんなを巻き込んじゃうなんて…。

そう思うととてつもなく凹んでしまう。

「ヒョン、本当にありがとうございます。それと、ごめんなさい。僕、このグループに入れて本当に良かったです。」

NM「グガ、なにいってんの。俺達だってグガみたいな可愛いマンネがいないとやってけないよ」

周りのメンバー達もうんうん、と頷いている。

あぁ、ほんとうに僕って幸せものだと思う

だけど

隣のベッドで眠っているAはどうなってしまうのだろう。

もうこのまま目を覚ましてはくれないだろうか

そんな事を考えてもよけいに哀しくなる事なんて分かって

るし、僕はファンの子達の期待に応えなければならない。

もどかしさと後悔でベッドのシーツを強く握る。

SG「お前の気持ちはわかる、だが、もうそろそろ前を向け。お前のいまやるべきことはお前が1番分かってるだろう？」

僕のやるべきこと…。

そうだ、僕はもう一度みんなのいるステージに立つ。

ファンの子達もメンバー達もみんな僕を待ってくれているはずだ。

……そして、そのために早く回復して復帰すること、

僕のことを助けてくれた、Aのためにも…。

僕は涙を拭ってメンバー達を見上げた。

「ヒョン、僕、もう大丈夫です。下ばかり見てたら前に進めないですよね。Aのためにも僕は復帰して、またみんなのいるスーテージに立ちたいです。
…これが僕のやるべき事であってるんですか…？」

僕の目にもう曇りはない。

もう絶対に後悔はしたくない。

Aが目を覚ましてくれることを願うことしか出来ないが僕だが、もう前を向けていると思う

SG「お前の決めた道だ。自分を信じろ！」

「…はい！僕、がんばります、！」