検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:4,892 hit

1st Life ページ1




「コハクちゃんはホントに可愛いねー!」




昔っから良く言われていた言葉。




両親にも保育園の先生にも小学校の先生にも。




クラスメイトからも先輩からも後輩からも。




私はいつも愛されていた。




中学生の頃、学校一イケメンと言う男子に告られたけど、




誰も私を憎んだり手を出したりなんてしなかった。




「おめでとー!コハクちゃんだったら勝ち目ないよ!」




「ホントホント!だって私でも惚れそうだもん!」




そう言って祝福をしてくれた。




結局は断って終わっちゃったけど。




つまり、結論から言えば、




私は可愛いから最強ってこと。




ニコニコしてるだけで皆をハッピーに出来ちゃうもん!




けど、それが変わったのは高校生になってから。




そこでのヒロインはただのモブだった。




ただのモブが皆から愛されている。




大して可愛くもないくせに。




こうなったら、私が思い知らせなきゃいけない。




可愛いが一番ってこと。




お前の顔じゃヒロインは務まらないってこと。




私が一番ヒロインに向いているってこと。




ヒロインになりたいなら、




とりあえず、整形でもしてきてよ。

2st Life→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:希空 | 作成日時:2018年10月7日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。