唯一無二 (ページ8)

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歩美「・・・偶然ですが、今の私があるのも大谷選手のおかげなんです。」

大谷「えっ？それってどういう？？」

私もそんな偶然あるはずないと思っていた
大谷選手の話を聞くまでは

歩美「SixTONESを結成するという話が出たとき、最初はお断りしたんです。6人のことは大好きだし私が男だったらとてもうれしいお話だけれど、ジャニーズにいるということでさえ異例でファンの方は良く思ってないのに、グループを組んだら確実にメンバーに迷惑がかかると思って。そのタイミングを機に、事務所を退所することも考えました。そんなとき、偶然テレビに大谷選手が映っていたんです。」

あの時、普段はあまりつけないテレビを偶然つけていたから
そのテレビに偶然大谷選手が映っていたから

歩美「自身初の開幕投手を務められて勝利投手になったときでした。【自分が楽しいと思った道が二刀流だったので、僕には投手と打者のチャンスがあります。僕にしかわからない楽しさがあると思うと、ワクワクします】とおっしゃっていた大谷選手はとても輝いていて、少年のような瞳をしていました」

あのときは幼いながらに、自分のこれからについて真剣に悩んだのを今でも鮮明に覚えている

歩美「それを見て、自分が楽しいと思うことを続けてもいいんじゃないか。と思ってSixTONESのメンバーになったんです。周りの声に流されそうになっていた私を、この世界に引き留めてくれてありがとうございました。」

大谷「こんな偶然あるんですね。。実は今回、僕が東条さんとお話ししたいと思って出版社の方にお願いしたんです」

歩美「そうなんですか！？出版社の方がキャスティングしたんだとばかり、、」

大谷「今の僕があるのは東条さんのおかげ、ということをお伝えしたくてお願いしたんですが、緊張してなかなか切り出せなくて」

歩美「私も今の私があるのは大谷選手のおかげだということどこかでお伝えしたいと思ってたんですけど、いつか直接会えた時にお伝えしたかったんです。今回の対談相手に私を推薦してくださってありがとうございます。」

大谷「こちらこそ、お引き受けいただいてありがとうございます」

大谷/歩美「「アハハッ」」

大谷「サラリーマンの名刺交換の時みたいになっちゃいましたねｗ」

歩美「本当ですねｗ」

お互いの存在が、運命を変えあっていたなんて

私たちは残された時間を無駄にしないように、心残りがないように話した