唯一無二 (ページ6)

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出会いページ6

そして迎えた対談取材当日

普段はあまり緊張しないけれど、今日はなんだか少し緊張している

『タイプの女性は、芸能人でいうとSixTONESの東条歩美さんですね』

現場に向かうまでにあのインタビュー記事が何度も頭に浮かんでしまう

本人に直接好きですと告白されたわけでもないのに、何度も頭に浮かんでしまうのはあのメンバーとのやり取りのせいだろうか

対談取材の現場となるホテルに到着し、部屋の前まで案内された

ス「大谷選手はすでに中におられますので、東条さんのタイミングで中に入ってください。中にはカメラと、いくつかインタビュー項目が書かれた資料があります。スタッフは誰もいませんので、1時間ほどお2人で対談していただく形になります。それでは、よろしくお願いします」

歩美「わかりました。よろしくお願いします」

扉の向こうに大谷選手がいると思うと、さらに鼓動が早くなったのがわかる

コンコン

大谷「はい」

歩美「東条です」

大谷「あっ！どうぞ」

歩美「失礼します」

ガチャッ

歩美「こんにちは。本日はよろしくお願いいたします」

大谷「こんにちは。こちらこそよろしくお願いいたします。」

大きい。第一印象はそれだけだった。

身長や体格はもちろんのこと、オーラが大きい
日本ハムファイターズにいたときから凄まじい記録を次々とたたき出し、今や世界的メジャーリーガーとなった彼には、今までに感じたことのないオーラを感じた

対談取材を始めてから30分が経過して少しの沈黙があったとき、大谷選手が口を開いた