聞いて、五条先生 -2- ページ36
A「次に見た時は、最近ですね
野薔薇が言ってたこと、実は本当なんです。俺が山に行ったんです
黒蛇がいる祠に行ったら、目を開けたままでじっと俺を見てました。
横に移動したら俺に合わせて動かすんです。生きてるんですかね？
昔も最近も、帰り道は消えてました。
これ聞いてて、もう、ほぼほぼ俺で確定じゃないのかなと思ってます」
五条「ううん、もう確定だよ断言出来る
なんなら黒蛇ってこと知ってるもんね。コノハも言ってなかったのに」
A「…たしかに、言ってなかった気がする…」
怖くて、足が少し震えて、声もどんどん震えて途切れ途切れで五条先生に全部話した
昔のことはメカクシ団の誰にも言ってないし、この出来事を言える家族も友達も居なかった
A「初めて言えた、自分のこと。」
安心したら涙がポロッと出た。
上手くまとめられなかったけど、
五条先生はうん、うん、と相槌を打って聞いてくれた
やっぱり優しいんだな、五条先生は、見た目で判断しちゃいけないね。
五条「……さっき僕なんて言ったっけ？」
A「…ん？さっき？……あぁ、俺で確定って言ってましたね」
五条「違う違う、もっと前」
もっと前か、記憶力悪い俺に向かってそれはやめてくださいよ
五条「さっき、僕は【僕だけしか知らないなら僕の部屋に閉じ込めるかな】って言ったよ
反応してたし、気付いてるよね？」
A「あれ、冗談じゃないんですか？」
五条「たしかに冗談だったよ。さっきまでは。
でも、あぁやって「初めて言えた」って言われたら信頼されてるんだな、
僕の近くならAは安心出来るんだって思っちゃうじゃん」
大丈夫、閉じ込めたりはしないよと頭を撫でてくれる五条先生。
反射的に下を向いたから、今どんな顔してるのか分からない、
話を出来た安心感より五条先生への恐怖が勝る。
五条先生が怖い。
そんな優しく「大丈夫」って言われても、さっきみたいにそれが嘘だったら俺は？
「____明日、楽しみだね」
上を見上げた。いつの間にか目隠しを取ってた五条先生。
空が光って、五条先生の目も光る。
ギラリと光った水色の目には、目を赤くした俺が反射していた。
無意識に能力を使うくらい、怖かったんだ
俺自身の恐怖の糸を再び繋げるときは、いつになるんだろう
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猫 - マリーの腐女子設定公式で笑えますよねw あと応援してます頑張ってください！ (2022年7月4日 17時) (
レス) @page27 id: b4d2c83c20 (このIDを非表示/違反報告)
なえ - めっちゃ面白いです！五条先生色々とヤベェ。更新楽しみにしてます！ (2021年5月16日 4時) (レス) id: 6b7be41b16 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2021年5月3日 16時
