ご飯までの暇時間 -3- ページ18
あれからずっと病院生活になったこいつは
『いつか治るから心配しないで』と何回も言ってた。
中学2年の冬は進路指導が入る手前だし、大事な時期だったもんで
『高校行けっかな俺』とか余裕かまして笑ってた
A「高校よりその病気治してから言えよリンゴ口に詰めんぞ」
『Aが乱暴する〜誰か助けて〜w』
なんでこいつこんな余裕なの？
ちなみにこいつの祖父母さんは足腰が悪いから病院に月1しか来れない
代わりに俺が行って帰りに家に寄ってこいつの祖父母方に状態を伝える
「今日も余裕かましてました」とかそんくらいの報告。
『Aって高校どこ行くの？』
A「まだ決まってねぇわ、今決めるのは早くね？まだ中2だし」
『そっか、それもそうだな』
A「__は？どっか行くとこあるん？」
『俺もまだ〜、明日生きてればなんでもいいや』
A「やめるかこの話」
『お前がやめても俺はやめない！！』
A「寝てろ病人蹴飛ばすぞ」
こんな会話は日常茶飯事。
学校から帰って、すぐ病院に向かって、何気ない話をするのが1番楽しかった。
『Aはさ、もし願いを叶える物があったらどうする？』
A「そりゃあお前、富・金・名誉だろ」
『俺も同じこと思ってた』
A「お前はその病気治せよバカかお前」
『待ってA、それ俺のリンゴ食ってね？』
A「俺が買ってきたリンゴですけどなにか」
『いつも買ってくれてありがとうなッ！！！』
シャクシャク食いながら感謝を伝えてきたこいつは将来立派な企業に務めてそう
それよりも、こいつに将来なんてあるのか？
願いを叶える物があったら1番に「こいつの病気を治してくれ」って答えるだろうな
それくらい大事な友達だった。
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猫 - マリーの腐女子設定公式で笑えますよねw あと応援してます頑張ってください！ (2022年7月4日 17時) (
レス) @page27 id: b4d2c83c20 (このIDを非表示/違反報告)
なえ - めっちゃ面白いです！五条先生色々とヤベェ。更新楽しみにしてます！ (2021年5月16日 4時) (レス) id: 6b7be41b16 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2021年5月3日 16時
