ご飯までの暇時間 -2- ページ17
中学2年の冬、少し雪が降ってた放課後。
夕焼けが綺麗な時間。
【お前の友達の__君が倒れたらしいぞ】父親に言われた言葉。
友達が多い俺は良く家に入れては両親に紹介する。
あいつは他の友達よりも家に入れる回数が多かった
あいつの存在はもちろん父親も知ってるし、お互いの家族でご飯を食べたりもした。
あいつの家族はあいつの祖父母だったけど。
ご飯までの間、テレビを見てる時に電話が鳴って、父親がそれを取った。
すぐ受話器から耳を離して俺に発した聞きたくない嫌な言葉。
父親の焦る表情を見て思った「これは本当だ」「父親は俺を騙してない」
考えるよりも体が動いた。
今までずっと我慢して付き合ってくれてた？
目の色だけじゃなくてほんとは症状があったんじゃないか
なんで今まで言ってくれなかった？
その言葉が頭の中で無限にループする。
冬なのに、雪が降ってるのに、薄手で道中を全力で走っていた。
怖かったんだ、友達を失う気持ちを知るのが。
時間は過ぎて、言われた病院に駆け込んだ。
A「___は…どこですか…？」
受付にいた人に途切れ途切れになりながらも問い出す
時間は5:00を指していた
確認が取れて、814と書かれたプレートを確認して中に入る。
一つだけしかないカーテンを覗くとすやすやと寝てるあいつ。
心配させやがって……そう思ったけど心のどこかで"良かった"という感情があった
『ごめんな…嘘ついてて』
いつの間にか目を覚ましてたあいつがゆっくり話を進める
目の色が変化してるだけじゃない、こいつは生まれつき心臓が弱かった。
"余命宣告はされてないけど、長くは生きられない。"
この言葉だけで、こいつを、俺を締め付けるのには簡単だった。
少しだけ降っていた雪は、俺らの気持ちを代弁したように強く降っていた。
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猫 - マリーの腐女子設定公式で笑えますよねw あと応援してます頑張ってください！ (2022年7月4日 17時) (
レス) @page27 id: b4d2c83c20 (このIDを非表示/違反報告)
なえ - めっちゃ面白いです！五条先生色々とヤベェ。更新楽しみにしてます！ (2021年5月16日 4時) (レス) id: 6b7be41b16 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2021年5月3日 16時
