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Yuri side
『本当ですか!?よかったー。、、、はい、よろしくお願いします!』
電話を切ってみんなに報告する。
『Aちゃん、今日来られるって!』
涼「お!よかったー!目一杯楽しんでもらわないとな!」
『うん!』
ライブが始まりAちゃんの席を確認すると、渡したペンライトと団扇を振り回す勢いではしゃいでいる。
ふふ、かわいい。
涼「あの子?、、なんか、元気そうだね(笑)」
『楽しそうでよかった。』
涼「だな。」
ライブも後半に差し掛かり、トロッコに乗ってAちゃんの目の前に行って、サインボールをポーンと投げて渡した。
少し驚いて受け取ったAちゃんは、ニコーっと笑ってくれた。
ライブも終わって楽屋にいると、三島さんに連れられてAちゃんが来た。
『Aちゃん!』
A「知念くん!お疲れ様でした!すっごく楽しかった!」
『よかった。』
A「それからお洋服とか、色々ありがとう!全部嬉しかったよ。」
『うん、凄く似合ってる。』
慧「Aちゃん?」
気づくといつの間にかAちゃんの前に、立膝付いてしゃがんでいる伊野ちゃん。
王子様みたいに、青いバラを差し出してる。
慧「これ、俺の気持ち。受け取ってくれるかな?」
『へっ!?あ、ありがとう、ございます。』
戸惑いながらも、頬を少し赤くしてバラを受け取るAちゃん。
バラに付いたタグには「愛してる」って書いてあって、それを見てまた頬を赤くしていた。
薮「なんかコソコソやってると思ったら。それ、俺らのパクリじゃん。」
慧「でも俺のバラは青だもん。」
光「いや、変わんねーから。」
『もう、余計な事しないでよ。』
A「ふふ。」
僕達のやり取りを見て、ふわっと笑ったAちゃん。
みんなが目を奪われているのがわかった。
大「、、Aちゃんって本当、知念が言ってた通りの子だね。」
A「え?知念くん、私の事一体なんて話したの?レイさんにも言われたんだけど。」
『ん?、、内緒。』
三島「Aちゃん、そろそろ。」
A「あ、はい。今日はありがとうございました!皆さん本当かっこよくて、まさか来られるとは思ってなかったから、もう夢のようです!最高の思い出が出来ました!」
涼「また来てね?」
A「はい!」
最後に皆で写真を撮って、Aちゃんは病院に戻っていった。
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cheln(プロフ) - あまりにもリアルすぎて号泣してしまいました。自分の名前を入れてたので余計に涙が止まりませんでした。この作品を読んで良かったです。ありがとうございました。 (2018年4月23日 22時) (レス) id: f22848a5f9 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - す―――っごく良いお話でした(´;ω;`)主人公が転生して再び知念くんと会うことが出来て本当に良かったです…!感動しました! (2017年8月15日 23時) (レス) id: 233d6a7085 (このIDを非表示/違反報告)
kaomojijump(プロフ) - お母さんが主人公に気づくところを読んで号泣しちゃいました! (2017年8月7日 15時) (レス) id: 88a463478a (このIDを非表示/違反報告)
Honolulu(プロフ) - 感動した!主人公が死んじゃうところは本当に泣いちゃった(><。) (2017年8月2日 14時) (レス) id: a1925e72c3 (このIDを非表示/違反報告)
陽月(プロフ) - いちごがーるさん» そう言って頂けて、本当に嬉しいです!!よかったぁー、、。安心しました(^^) (2017年7月29日 16時) (レス) id: a2dda5cfec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陽月 | 作成日時:2017年6月27日 1時