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1週間後ーーー
母「もうすぐ取材の人達が来るから。」
『うん。、、あ、ねぇ、テレビだしお化粧とかした方が良かったかな?』
母「大丈夫よ。充分かわいいから。」
『えー、それは親の欲目だよー。』
コンコンーーー
母「あ、いらしたみたい。どうぞ。」
「失礼します」とぞろぞろとスタッフの人達が病室に入ってきた。
「よろしくお願いします。」
その声に、窓の外を見ていた視線を移しながら
『こちらこそよろしくお願いします。』
そう答えて、固まった。
だって目の前には、、、
『え、、うそ、、、知念くん?』
侑「はい、知念くんです。」
ニッコリ微笑むその顔を見つめながら、必死で頭を働かせる。
『え!?ちょっと待って、、、え、お母さん、聞いてない!!』
母「言ってないもの。」
『言ってよ!』
母「ふふふ。スタッフさんに、あなたがファンだって話したら、内緒にしておいてびっくりさせましょうって話になったのよ。」
侑「ごめんね?驚かせちゃって。」
『いえ!!、、いや、ものすごくびっくりしましたけど。』
侑「ファンって、本当?」
『はい!私の入院が決まってすぐの頃、暇だろうからお勧めのDVD持ってきたよって、友達がJUMPのDVD持ってきてくれたんです。』
『それで見たらすっかりハマってしまって。いつでも見れるように、いつもすぐ近くに置いてあるんです。』
そう言いながら、傍に置いてあったDVDを見せる。
侑「あ、本当だ。、、、因みに担当は?」
『知念くんです!』
侑「、、、本当に?」
『本当に(笑)あ、でも伊野尾くんも好きです。』
侑「え、、、。」
『あ、、一番は知念くんですよ?』
侑「ん、、、まぁ、許す。」
『ふふ、よかった。』
侑「あ、でね?これから僕が取材させてもらうんだけど、、Aちゃん同い年だよね?」
『はい。』
侑「じゃあ、敬語無しで話さない?」
『はい。、、じゃなかった。うん!』
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cheln(プロフ) - あまりにもリアルすぎて号泣してしまいました。自分の名前を入れてたので余計に涙が止まりませんでした。この作品を読んで良かったです。ありがとうございました。 (2018年4月23日 22時) (レス) id: f22848a5f9 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - す―――っごく良いお話でした(´;ω;`)主人公が転生して再び知念くんと会うことが出来て本当に良かったです…!感動しました! (2017年8月15日 23時) (レス) id: 233d6a7085 (このIDを非表示/違反報告)
kaomojijump(プロフ) - お母さんが主人公に気づくところを読んで号泣しちゃいました! (2017年8月7日 15時) (レス) id: 88a463478a (このIDを非表示/違反報告)
Honolulu(プロフ) - 感動した!主人公が死んじゃうところは本当に泣いちゃった(><。) (2017年8月2日 14時) (レス) id: a1925e72c3 (このIDを非表示/違反報告)
陽月(プロフ) - いちごがーるさん» そう言って頂けて、本当に嬉しいです!!よかったぁー、、。安心しました(^^) (2017年7月29日 16時) (レス) id: a2dda5cfec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陽月 | 作成日時:2017年6月27日 1時