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「しゃあない……。
全身全霊で受け止めてみせます」
『ありがとうございます』
隼くんの腕の中で思い切り息を吸い込んだら、お風呂がまだだから嗅ぐなって笑われた。
『これも良き』
「完全なる変態、爆誕…」
隼くんはクスクス笑って、お風呂行ってくるから…って。
「…俺の寝室で待ってて…?」
『…いいの?』
「え?何が?」
『勝手に入っていいの?』
驚き顔の隼くんは、逆に何が心配なの?って笑い出した。
『いや…心配はないけど……』
「なんにも変なものは置いてませんよ?」
クスクス笑いながら浴室へ入った隼くんを見送ってから、リビングやキッチンを片付けて寝室へ。
ベッドに入って待ってたら、隼くんはすぐに戻って来た。
「明日、ゆっくりなの?」
『うん。遅番なんだ』
私の横でゴロンと横になって、スマホチェックをしてからベッドサイドへ置くと、手を広げる。
「いい匂いになりましたよ?」
『ありがとうございます?』
お互いに何それって笑って、ぎゅっと抱きしめ合って…どちらからともなくキスをする。
すぐに深くなったキスに溺れそうになってたら、Tシャツの裾から手が入ってきた。
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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月28日 18時