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「……気になるなぁ〜
なんで、俺のかわいい彼女はこんなに泣いてたのかな〜。
睡眠時間を気にしてくれてるのわかるけど…このまま寝ろとか拷問だよな…合体できないより拷問だよな…」
…もぉ…
なんでこんなに優しいんだろ……
『………合体って…』
思わず吹き出した私の頬を撫でながらクシャッと笑うと、やっと笑顔が見れた……って。
『隼くん……』
またちょっと泣きそうになって慌てて顔を押し付けると、隼くんはどんだけ泣くのって困ってる。
『あのね……』
合コンで、賭けの対象になってたことから全部話したつもりだけど…
うまくまとまらなくて、途中で話が行ったり来たり…。
隼くんは、時折相槌を打ちながら静かに聞いてくれ、背中や頭を撫でてくれるけど…
「Aを何だと思ってるんだろ…」
その手に力が入って、大きなため息。
『みんながみんな、そんなんじゃないんだよ?』
「ん……けどさ?
Aを傷付けたくて、やってるようにしか感じないよ…?」
『…ん……。
ホント…なんで行っちゃったんだろ…時間が巻き戻せたらいいのにな…』
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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月28日 18時