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「そんなご機嫌なの……
玲於に会ったから……じゃないよね……?」

昨日まではへこんでたから…私。

『違います!
それこそ急にネガティブ隼くんにならないでよ…』

隼くんの胸に頭突きしてから顔を上げると、眉がハの字で、拗ねて口が尖ってる。


「だってさ…」

『一緒にいた友達……隼くんとのことを話して、反対されてた子だったの……』

「あぁ……」

拗ねてる様子は消えたけど…眉はハの字のまま、私の頭を撫でる。


『いい人と出会えたんだね…って言ってくれたんだ…』

美樹とのことを話すと、目が優しくなった。

「そっか……挨拶しなきゃね……」

『会ってくれる?』

「当り前じゃん!Aの大事な子は、俺にも大事です」

『ありがと』

明日からの仕事の事を考えたら気分は落ちるけど……
美樹と久しぶりに会って話せたし、隼くんの事も認めてくれたから…ちょっと頑張れるかも。


「A………?」

『ん?』

「なんかあったらさ…
ってか…何もなくても……ちゃんと話してよ?」

『え…?』

「俺……いつでも聞くから……ね?」

『…ん……?
………ありがと』


隼くん…
やっぱり朝の、気付いてたのかな…。

心配ばかりかけちゃうな…。

隼くんにぎゅっと抱きついて目を瞑ると、背中をとんとんってしてくれた。

大きな手が、ほんとに安心する。

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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月28日 18時

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