My Only Love ４ (ページ5)

今日:36 hit、昨日:70 hit、合計:16,328 hit

155 ページ5

「頼むから、俺の理性が残ってるうちに寝てくれ…」

『はい、寝ます…』

ゲストルームのベッドはセミダブルで、くっついててもちょっと狭いんだけど…

隼くんの温もりは安心する…。

『隼くん…？行って来るね？』

「ん…、行ってらっしゃい」

約束通り、出かける前に声をかけたら、トロンと眠そうな目で口を尖らすかわいい生物……

「……ん」

『え？』

「…ん！」

これは……もしかしなくても…キスしないと終わらないやつ……？

恥ずかしいけど、隼くんの唇に私のを合わせる。

「…最高」

ニコッと笑った隼くんに、もう一度行ってきますって言うと、部屋を出た。

「いってらっしゃい」

すでに起きてて、一緒に朝食を食べたクミさんがキッチンでニヤニヤしてて…顔が赤いって笑われた。
…とても恥ずかしい。

「１週間は戻んないから…よろしく！」

『はい』

お互いに〝いってらっしゃい〟と〝行ってきます〟を両方口にしてマンションを出た。