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「ってか…あのマンション?」

『うん……。こんなとこ……どんな人が住んでるんだろうね…って言ってた、あのマンション』

どのへんに住んでるのかって聞かれて、美樹だけには伝えておいた。

「あのマンションね……」

ほぼ同じ事を繰り返すくらいの驚きらしい。
自分でも、信じられないもん。


『………まぁ、工事が終わるまでだけどね』

「そりゃあ……ハイブランドの指輪、プレゼントしちゃうよね…?」


私が隼くんにもらった指輪……
どうやら有名ブランドのものらしい……美樹が教えてくれた。

「無知って最強だね?」

『ほんとに………』


久しぶりにいろんな話をして盛り上がり、駅まで一緒に歩いてきたけど、話が尽きないくらい。

『じゃあ、また来週ね?』

「うん。ありがと!お願いします」

話の流れで、仕事が忙しい広大先輩に代わって、ドレス選びとか、いろいろ付き合うことになって……
また来週も会うことに。

「またね!」

笑顔の美樹と別れ、マンションまで帰ってきたら、隼くんからLINEが来てて…

佐野さんに私と会った事を聞いたらしく、絶賛拗ねてます。

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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月28日 18時

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