My Only Love ４ (ページ30)

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「そうや……母ちゃん、もうちょっと向こうにいるって…」

『え？……そうなの？』

「ん…。
なんか……親戚のおじさんが体調崩してるらしくて、ちょっと手伝ってきてもいいか……って電話あった」

長く家を開けるけど、私がいるからいいでしょ？って言われたらしい。

『そうなんだ…』

…私的にはちょっと寂しいけど…。

「Aがいろいろしてくれてるから大丈夫って言ったら、嫉妬の次は邪魔者扱いか！って怒られた」

ケラケラ笑って立ち上がる時、はいって私の手を取って引っ張り起こした。

「半分冗談らしくて、大笑いしてたけどね？
あと、世話をかけすぎるなって、釘も刺された…」

私の頭に手を乗せてよしよしってしてから、おでこにキスして優しく微笑んでハグ。

「いってくるね？」

『ん…。
いってらっしゃい』

当たり前のように口を尖らす隼くんにキスをして、笑顔で見送ると、ソファーに座ってため息。

隼くんがシャワーを浴びてる間にスマホの確認をして…正直驚いた。

昨日、隼くんとタクシーに乗ってから、スマホを見てなかったから……。