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「寝起きの顔を見つめんな…」

こっそりにはならなくて、苦笑いの隼くんだけど…

『どんな隼くんも好きだもん…それは無理なご相談です』

「バカ…」

呆れながらも嬉しそうに笑って、よいしょって起き上がると、私の頭を撫でる。


「休みなのに起こしてごめんね?」

『声かけられずにおいてかれる方が寂しいから…全然いい』

「ね?……おいていかれるの寂しいんよ…」

よしよしってしてから、歩いてシャワーを浴びに行ってて…私もベッドから起きた。

とりあえず………どこにも行く予定ないし、シャワーはいいかな…。


「あれ?」

寝てなくて大丈夫?って隼くん。
キッチンでコーヒーを入れながら、ソファーでぼ〜っとしてる私を見て笑ってる。

『ん……見送ってから寝る…』

「ごめん……。
…ちょっと飛ばしたもんな…」

ハの字眉の隼くんは優しく笑ってる。

…やっぱりそうか………
なんか……ホント、いろいろ思い出して赤面です……。


玄関まで一緒に行って、スニーカーの紐を結んでる隼くんの横にしゃがむ。

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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月28日 18時

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