My Only Love ４ (ページ24)

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「バカなAもかわいい…」

『…ごめん』

「しゃあない……許してやろう」

隼くんの表情は、すぐに柔らかくなって…私を見つめて微笑んでくれる。

「……で？
これは何かな？」

笑顔になったのも束の間…………。

私が持ち帰った紙袋の中を覗きながら、隼くんの眉間のシワがこれでもかってくらい深くなった。

…忘れてた………。

『あ……
その人…知ってる？』

「は？」

紙袋の名刺を手に取って………裏返して驚いてる。

隼くんの目に入ったのは名刺の裏側で、ケータイの番号がボールペンで書かれていた。

表側は、隼くんにとっては見覚えあり過ぎる社名とマーク…。

「…イヤ……知らん。
あんまり関わりのない部署だと思う……」

捨てるよ？って呟いてから、細かくちぎってゴミ箱に捨ててる。

隼くんがちぎってる横でその人の話をしたら、チラッと私を見てから軽くため息。

「……触られた人ぉ…」

『……………』

無言で片手をちょっと上げると、目が怖くなって、大きなため息……。