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「…いい?」
『ん…』
「まだ痛いかもだから……痛かったら言ってよ?」
『ハイ…』
優しく大切に愛してくれた隼くんの腕に、頭を乗せたまま息を整える。
…喉がカラカラだ…。
頑張って腕で支えて体を起こしたら、どうした?って。
『喉……乾いたから…水…』
「俺が取ってくるよ?」
ベッドから降りた隼くんは全裸で…まぁ…当たり前かもだけど……
直視できずに目を逸らす。
キッチンに行って戻って来た隼くんは、ハーフパンツを履いていて……上裸のまま歩きながらペットボトルのフタを開けてくれてる。
今度は力が入った腕の筋をガン見して1人、赤面。
最中もだったんだけど……隼くんの腕に出てくる筋が、どうも好物のようです。
「なんか着てくれ…」
そのままお水を飲もうして、Tシャツを頭から被せられて苦笑いされちゃった。
隼くんにしがみついてたからなのか、腕がダルくて…ペットボトルが重たく感じる。
『痛くなかった……?』
腕に跡が残ってないか見たら、腕は大丈夫だって…。
「…背中…ちょっと見てくれん?」
振り返った隼くんの背中を見て、固まった……。
『あ………』
「…やっぱり?」
ペロッと舌を出して笑った隼くんは、肩のあたりを触ってる……。
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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月28日 18時