My Only Love ３ (ページ41)

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「おやすみぃ」

『おやすみなさい』

隼くんはすごく眠かったみたいで…すぐに静かな寝息を立て始めた。

…自分以外の体温を感じながら寝るのって……
正直、邪魔なんじゃないかと思ってた…。

ドラマで見てても、絶対にあんなくっついて寝るとか無理って思ってたし。

けど……好きな人なら平気なんだな。
むしろ、すごく安心する。

アラームで目を覚まして、１人でベッドを抜け出す。

隼くんの穏やかな寝顔を見たら、それだけで今日一日頑張れそう。

朝はしっかり食べたいから、昨日のうちから炊飯器はセットしてて……
アパートから持って来た食材で味噌汁と卵焼きにウインナー。

『いただきます』

カウンターで１人、手を合わせて食べ始めたら、クミさんが起きてきた。

「うわぁ～いい匂い」

『良かったらどうぞ〜』

クミさんはキッチンを覗いてニコニコで……
私が声をかけたら喜んでる。

「隼に怒られるかなぁ」

『怒りは…しないと思いますが…？』

２人でご飯を食べて、先に１人でごちそうさまをしてから身支度を整えた。

自分のペースでね？って、今朝も言われちゃった。

ゲストルームに静かに入ったら、隼くんはまだまだぐっすりで……

もう一度寝顔を観察して、頬にキスしてからマンションを出た。