137 ページ37
笑顔で返事したら、クミさんも笑顔になって…
そのままソファーで一緒に1杯だけビールを飲んだ。
「Aちゃん、明日仕事でしょ?
お風呂…入っちゃいな?」
仕事してるんだから、変な気を使わずに好きな時に入りなさいって。
『ありがとうございます』
ここは遠慮せず、先に使わせてもらおう。
お風呂に入って出てきた時には、この1杯で今日は終わりだって笑顔で飲んでて…
声をかけてからゲストルームに入った。
とりあえず私は、明日、仕事に行ける準備をしないと……。
隼くん達が仕事に言った後でだいぶ整理はしたんだけど、キャリーに入れて運んで来た洋服をかけたり、ケースにしまったり……
ある程度暮らしやすい部屋になってから、ベッドに入った。
いろんな疲れであっという間に寝ちゃってて…
深夜、ベッドの端が沈んだ感覚で目が覚めた……。
「ごめん……やっぱり起こしちゃったか…………」
暗い中でなんとか見える隼くんは、苦笑いで頭を撫でてくれて……
私は隼くんの膝におでこをつけた。
『おかえりなさい』
「ん…ただいま……」
隼くんはお風呂上がりみたいで、いい匂いがする…。
「え?俺、臭い?」
『違う…いい匂い…』
匂いを嗅いでたの、バレちゃった。
128人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひな | 作成日時:2024年3月15日 22時