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「来てって?
Aちゃん、自分からお願いしなさそうだもんね?」
何となく気になって、スマホの画面をずっと見てる私に、さおり先生がニヤニヤ笑う。
『あ……はい。
見に来て欲しいって……。
何割増しかイケてるからって』
「ウケる!」
ケラケラ笑って、確かにそうかも…って。
「ライブ会場で会う推しは……たまらんから…」
『たまらんですか……』
「たまらんね…」
うんうんって頷いて…楽しそう。
…そうだ……。
ちょうど周りに人がいなくなって……
まぁ……今までも小声だったんだけど……
こんな事…他に聞ける人もいなくて………
勇気を出して聞いてみた。
『さおり先生は……勝負下着……何色ですか……』
「え??」
目を見開いて固まるさおり先生を前に、激しく後悔。
やっぱり…こんな事聞くの変だよね………。
美樹とちょっと気まずいままで…他に聞ける人がいなかったんだ…。
『ごめんなさい…………変な事聞いて…』
「水色……」
肩を竦めた私に、さおり先生が小声で教えてくれた。
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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月15日 22時