検索窓
今日:82 hit、昨日:47 hit、合計:17,234 hit

129 ページ29

「ますます…側に置きたくなった……」

『ん?』

「何でもない……」

隼くんと一緒に歩いてアパートに着いて、とりあえず洋服を出してキャリーに入れようとして気付いた。

さっき濡れてなかったとこが濡れてる……?

壁を触って確認したつもりだったけど……
どうやら、濡れてたとこの反対側は、壁から伝わらずに落ちてきてたみたい…。

…気付かなかった……。


「マジか……いっちゃってる?」

『いっちゃってる………』

隼くんが上の階に行ってくれて、管理会社の人と話をつけてくれ、また写真を撮ってもらう。

「早いとこ出した方がいいね…。
この辺は処分かな………」

仕事着を入れてたケースはセーフ……
ただ、お気に入りの服をかけたハンガーラックは全部アウト……。


とりあえず無事なものを畳んで詰めてたら、隼くんが後ろからぎゅっと抱きしめてくれた。

「大丈夫?
……じゃないよね?」

よしよしって慰めてくれ、俺がなんでも貢いであげるから心配するなって…。

『それはそれで心配なんだけど……』

「なんでよ!」

隼くんが思い切り笑って空気を明るくかえてくれて……沈んでた心があったかくなる。

130→←128



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
設定タグ:小森隼 , GENERATIONS , LDH
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひな | 作成日時:2024年3月15日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。