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『けどね……
体のこと、一番に優先させてね?』
昨日のライブを見て、より実感した……
体が資本ってのは、こういうことなんだなって……。
そうでなくても、いつも夜遅くまでお仕事してて忙しいんだから…
休める時はゆっくり休んで欲しい。
「わかった……。
それは約束する」
ニッコリ笑った隼くんに抱きかかえられ、完全に腕の中に収められた。
「ジャストフィット……」
隼くんが言うには、何もかもがちょうどいいらしい。
そのままの姿勢で映画の続きを見てたら、私のスマホが鳴り出した。
…ん?アパートの管理会社から……。
隼くんに声をかけてから電話に出て、内容に呆然……。
「俺も一緒に行くよ?」
『…でも………。
誰かに見られたりしたら……』
「大丈夫って……変装するし………。
親戚だとか、なんとでも言えるから……ね?」
隼くんは絶対に譲れないそうです…。
管理会社の話では、私の上の階が水浸しになってるらしく…私の部屋は大丈夫かって……。
昨日の昼に出たきり、部屋には戻ってないから…と伝えると、なるべく早く確認してほしいとのこと。
隼くんと2人、慌てて身支度を整えてからアパートに向かう。
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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月15日 22時