My Only Love ３ (ページ20)

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「ってかさ…
Aが俺から逃げない限り、俺が最初で最後の男ってことか………ヤバ……」

朝食の片付けをしてたら……嬉しそうに笑いながら、私を後ろからハグ。

「俺だけでもいい？」

『ん？何が…？』

お腹に回ってる隼くんの腕に手を添えたら、その手をサワサワ触ってる。

「Aの彼氏…ってか…
Aを知ってる男……Aが知ってる男……
俺だけでいい？
ってか、マジで…俺だけにしてくれん？」

頭の上に頬を乗せて……頬ずりする隼くんが、腕の力をぎゅっと強めてくる。

『そんなこと言って………後悔しても知らないよ？』

「しませんけど？」

反対に私は、隼くんの腕から手を離した……。

「離さないけど…？」

降りた私の手を隼くんが握ってくれて……後ろから顔を覗き込む。

「ってかさ……俺がどんだけAが好きか…知らないでしょ……」

舐めんなよ…って笑って、頬を寄せる。

『じゃあ……その言葉、信じる……』

「よし…信じろ」

『ん。わかった…………』

隼くんが、信じろって言うなら…信じるのみだ。