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起きたら明るくなっていて…
目の前には隼くんの寝顔。
思わずジッと見てしまった……。
「おはよ……
見過ぎじゃね?」
『ごめん……見惚れてた…』
恥ず……って笑いながら私を腕に入れる隼くんは、絶対に浮腫んでるはずだから…あんまり見るなって…。
『かっこいいですよ?』
「やめてください…」
頭を撫でて……頬ずりして…………
何も身に着けてない私の肩に唇をつける。
「体…平気?」
『ん……大丈夫…?』
「なんで疑問なのさ………」
クスリと笑ったけど、その後で痛くなかった?って心配そう。
『痛い……っていうか…』
「…いうか…?」
『…正直に言っていい?』
「何…?ちょっと怖いな………」
『…やっぱりやめとく…』
「は?……何、どういう事?」
やめるって何?って慌てて、私から少し離れて顔を覗き込む隼くんの顔が必死だ……。
「……付き合うの……やめるって事?
別れたい?なんか嫌だった?」
『……話…飛びすぎじゃない?』
隼くんの想像力が豊か過ぎて戸惑うんですけど?
保育園の子どもみたいな話の飛び方に、笑いが止まりません。
「笑い過ぎ…」
ちょっと拗ねてる隼くんはかわいくて、好物でしかない…。
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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月15日 22時