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「諦めて……俺の側にいてよ。
ここにいる俺も俺だし…ステージで盛ってる俺も俺だし…
いろいろあるかもだけど………俺はAちゃんがいいから…」

『……うん…』

恥ずかしいのもあるけど……嬉しさが勝つ。


隼くんを見上げたら優しく笑っていて……
お互いにテレてクスクス笑う。


「お風呂……入る?」

お腹空いたねって、隼くんがもらってたお弁当を一緒に食べて……
ゴミとか、使ってた食器を片付けてたら、隼くんから声をかけられ…ドクンって心臓が跳ねた。

『うん…』

「何でも好きに使って?」

優しい笑顔の隼くんに連れられて浴室に来て…
ドキドキしながらお風呂へ。

結局、パジャマも下着も、さおり先生に一緒に選んでもらった。


ドライヤーで髪を乾かしてから出てきたら、隼くんはソファーで寛いでいて……

パッと顔をあげた瞬間に目があって、更に心臓が煩くなった。


「おいでよ…」

リビングの入口から動けなくなった私に、優しく笑って手招き。

側に行くと、手を取って引き寄せてくれ…ぎゅっと抱きしめられた。


「大丈夫?」

『あんまり…大丈夫じゃないかも…』

「それは困ったな……」

私の返答にちょっと苦笑いした隼くんが、大丈夫だよって優しく頭を撫でてくれる。

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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月15日 22時

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