My Only Love ３ (ページ13)

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「違う違う！
玲於ね、超人見知りなの。
俺もだけどね…？」

隼くんと佐野さん、いい勝負なんだって。

『……そうなの？』

「そうだよ？
俺……Aちゃんに声かけれるようになるまで……結構かかったっしょ？」

……確かにそうかも…。

「みんなさ……Aちゃんの事、かわいいって言ってくれてさ……
俺……ご機嫌だった〜。
お前にはもったいないって言われたけどね〜」

『…佐野さんは犯罪って言ってたよ…』

「あいつ……」

苦笑いの隼くんとマンションに帰り着くと、２人で手をつないでリビングのソファーに…。

「ライブどうだった？」

『ん…かっこよかった……』

「俺？」

『うん……かっこよくて……
隼くんしか見れなくて、お母さん達に笑われた』

なるほどねってケラケラ笑って、ライブ後の反応にようやく納得したって。

『こんなすごい人が…』

「何割増しかされてたでしょ？」

イタズラに笑って私の言葉を遮ると、頭を撫でる。

「俺は……Aちゃんがいいの……
もう、この場所は誰にも譲りたくないから…諦めてくんない？」

『……？』