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日付けが変わる頃…そろそろ帰るって立ち上がる隼くんについて玄関に行くと、優しく笑って頭を撫でた後でキスをしてくれた。

触れるだけのキスから深くなって……

隼くんの背中に手をまわすと、フワッと抱き寄せてくれる。


「…ちっこいなぁ…」

立ったままのキスは身長差があって、長くなると腰を屈めるのがきついらしい……。

…なんかゴメン…。


『今更…身長は伸びないな…』

「……このままでいいよ…。
腕の中に収まる感じがちょうどいい……」

ぎゅっと抱きしめてくれて、頭に頬ずり………。

「……帰りたくなくなるなぁ…」

『ん…』

私も隼くんの腰に腕を回して抱きしめたら、嬉しそうに笑ってくれた。


「ポケット入れて持ち帰ろうかな…」

『…さすがにポケットは無理かな…』

一緒にクスクス笑って、またねって離れるけど…
なんかやっぱり寂しい……。

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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月15日 22時

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