ひまわり 17 (ページ4)

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「でもさ…無理やもん……。
昨日も一緒に寝れなかったのに……」

『けど…お仕事じゃん？』

「おんなじとこにおるのに……一緒に寝ないとかありえなくない？
仕事頑張るためにはさ…癒しが必要じゃん？」

ブツブツ言いながらズンズン進んでいく隼の後ろを、少し離れて歩いてついて行く。

隼がロックを解除して部屋の中に入ると、部屋の端に荷物をまとめて置いた。

「別に致すわけじゃなくてさ……
一緒に寝るだけじゃん？」

『……え？』

「致していいの？」

『…………いじわる…』

ニヤニヤ笑う隼に拗ねてみたけど、楽しそうに笑う隼は全然気にしてない。

「Aだって、ひとりで寝たくないでしょ？
俺はやだもん……今夜、Aにひとり寝させるの………」

急に真顔になって私を見つめて……頭に手を置いた隼。

「…一緒に寝る以外の選択肢ある？」

『…………ない』

「でしょ？」

ニコッと笑って、寝るよって。