ひまわり 17 (ページ22)

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「ごめんね？」

ぎゅっと抱きしめてくれる隼にいいよって言うと、ふふふって笑った。

「天気いいね…」

『ホントだね』

一緒に空を見上げて深呼吸。

『疲れてない？』

「大丈夫……。ちょっと体痛いけど」

単独のライブよりは、踊る時間も短いから……って。

「早く起きれたからさ……観光しない？」

『え？それこそ大丈夫……？』

「大丈夫って……。
いつも普通にしててもバレないから、俺」

朝ご飯は旅館の中のお食事処へと行ったけど、まわりは年配の方が多いし、皆さん食事に夢中で全然大丈夫だった。

「ね？言ったでしょ？」

口いっぱいにご飯をもぐもぐしながら笑う隼がドヤってる。

「……やっぱりかわいい…
似合ってる！」

目の前でニコニコで私を見て、俺のセンスもなかなかだね〜ってご機嫌。

追加で一泊になったからって、ライブ会場に入る前に私の服を買い行ってくれてたらしい……

今朝のお風呂の後で、隼のキャリーから出てきて驚いた。