ひまわり 17 (ページ14)

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私は写真を撮り終えて、楽屋へ。

荷物をまとめて待ってたら、隼がひょっこり顔を出した。

「A、お待たせ！
行こ？」

隼の後について通用口へ向かったら、移動車とは別にタクシーが停まっていた。

ドライバーさんにキャリーをお願いして隼と乗り込むと、お願いします！って声とともに走り出す。

「ホントはさ、移動車でみんなと同じように駅に送ってもらって、そこから……って思ったんだけど……
マネージャーがダメって…」

『そりゃそうでしょ……
今、この辺の駅は、ファンの子たちで溢れてるよ？』

「ね？」

…ね？って…………。

どうやらそのへんの事を忘れてたらしく……
同じことを注意されて、タクシーを手配してくれたらしい。

「はい…」

『ん…』

隼が出した手に私の手を重ねると、指を絡めて私の膝の上。

「もたれてていいよ？
なんなら…ちょっと目を瞑っとき？」

夜、寝かしてあげれないかもだから……って耳元で。