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「夢に前向きで…努力も苦労も惜しまなくて……
そういう人、キラキラして眩しく見えるんだよ……。
ないものねだりだろうけどね?」
浦田さんが話すと、その後でタカヒロさんが続ける。
「自分が優位に立ちたい人っているよね……。
姫はそんな事に興味もないでしょ?」
『……正直…自分の事にいっぱいいっぱいで………
周りにかまってる余裕なんてなかったです…』
「でしょ?
勝手に向こうがライバル視して…優位に立ってるつもりだったのに、評価されるのは姫の方で……」
「姫、ピアノのセンスいいから…。
昔からずっと妬ましかったんじゃないかな…?
佐伯も、姫に仕事頼みたかったのにって言ってたから……今回、姫のかわりなの聞いてたのかもね?」
タカヒロさんや浦田さんの話を聞いて……
私には理解できない事ばかり……。
地方出身の私は、有名な先生に主事してたわけでもないし、大きなコンクールで賞をもらってきたわけでもないし……
羨ましいい立場なのは愛美の方…。
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作者名:ひな | 作成日時:2024年1月8日 23時