ひまわり 15 (ページ34)

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「で？……タカヒロさんはなんて？」

愛美との話をすると、やっぱり引きが強いって思い切り苦笑い。

『タカヒロさん……浦田さんに言いつけちゃおって笑ってた……』

「…そっか………。
俺…ボーカルのその辺の事情には詳しくないけど……
タカヒロさんがそんな感じなら…心配いらないんじゃないかな……」

隼の手が優しくて……ザワザワした気持ちが凪いでいく。

「Aのドレス姿…マジでキレイだった……。
肉眼で見たかったし……
俺が横にいたかったな…」

『…隼が歌う？』

「ちがうって！」

クスクス笑う隼にキスをしたら、もぉ～って頬を摘まれた。

「俺が横で守ってあげたかったの」

たぶん何もできないし、結局はタカヒロさんの力を借りちゃうんだろうけど……って、ハの字眉の隼の胸におでこをつける。

『いつも隼に守ってもらってるよ？
横にいなくても…隼が私のパワーの源だもん…』

「うわぁ……A、かわいぃ…」

ぎゅっと抱きしめられて……苦しいくらい…。