ひまわり 15 (ページ32)

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「…A……超キレイだった……。
ピアノもめっちゃ良かったし。

何よりさ、タカヒロさんとの信頼関係だろうね…」

２人の出してる空気感がすごく良かったって、ジェネのみんなで話してたんだって。

「あの感じはさ…たぶん他のピアニストじゃ出ないだろうねって……」

『…なんか嬉しいな…』

隼にキュッと抱きつくと、お疲れさまでしたって頭を撫でてくれる。

「…風呂……行って来てもいい？」

いつまでも私が離れないから……探りながら言う隼の顔をチラッと見上げる。

「……他にも…なんかあった顔だな……」

苦笑いの隼が、言わなくても分かるスキルが上がったのか、私がわかりやすくなってるのかって思案中。

「…一緒に入る？」

『…ベッドで待っとく』

「ん……。待ってて？」

チュッてキスして立ち上がって……

「……来る？」

なんか離れがたくて、隼の服を握って離さなかったのを苦笑いされ……
無言で首を横に振って手を離すと、すごく困った顔で頭を撫でる。