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「お疲れさまです。
すみません……時間過ぎてしまって…」
涼太くんがペコッと頭を下げたら、嫌味なスタッフさんが私をじっと見てる。
「……何かあります?」
視線の鋭さに、怯みかけた時……
横にいた涼太くんの方が声をかけた。
「……いえ」
その人は涼太くんの低い声に、少し焦ったような表情で………
けど、すごく不満そうにも見える。
「行こ…?」
その人の横に立つ、あの女性の方が引っ張るようにしてスタジオに入って行ったけど……
「あの…やっぱりいいですか?」
後ろから声をかけられて振り返ると、怖い顔してる。
「小林さん……」
『はい』
その人の後ろで、隼を好きなあの女性はオロオロしてる。
「小林さんは……他に本命の人がいますよね?
片寄さんにも手を出して……
そういうの、良くないと思うんです」
目力が強くて…胸張って…………
…正義感……強いんだろうな…この人。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月14日 18時