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「隼…知ってるよ?
その人が、隼に好意があること……
たぶん…Aちゃんが言ってる人と同じだと思う………」

『え…………?』

「告白とかはされてないと思うけど……

亜嵐くんがさ……あの子、隼の事好きだよね〜って…。
どうする?って、いつもの感じで言っててさ…」

隼はまだ私と付き合う前だったけど、自分には好きな子がいるから、もし告白されたとしても応えられないって、その時から言ってたんだって……。


「隼さ…
Aちゃんがグチをこぼさないのが…不安になるんだって………」

バラした事、ナイショね?って微笑みながら話してくれる。


「いろんなことを、いろんなとこで言われてるらしいのに、俺には何も言わんって……」

『それは……』

「わかるよ?
チクるみたいで嫌なのも………言われてる事実を口にしたくない事も……
俺もそうやったし……ほら、Aちゃんがケンカ買った人の時とかね?」

ニヤリと笑ってから、真剣な顔になった涼太くん。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月14日 18時

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