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『ん……?』

「昨日……無茶したかな……」

『…昨日でどうこうってことはないと思うよ?
足……気にしてくれてたじゃん……』

なんなら、私から誘ったし…。


「…もうちょっと我慢したら良かったかな…
けどなぁ…我慢するの無理やったもんな…」

隣でブツブツ言う隼の耳に、私の言葉は届いていないみたいです……。



反省会を終えて、バンドメンバーと一緒に送迎車に乗ってホテルへ。

シングルルームの自室に入って、着替えやスキンケア用品を出したところでスマホが机の上でバイブした。


「もしもし?
Aの部屋どこ?」

ゆるゆるな隼の声にルームナンバーを答えると、今から行くねって。


足の事を心配してたし、顔を見に来てくれるのかなぁって思ってたら、部屋に来てすぐに怒られた。

「なんで荷物広げてんの…」

『なんでって……
シャワー浴びて寝ようと思って……』

「はい、却下………」


全部キャリーに戻されて、なんならリュックも全部隼が持って部屋を出た。

私の部屋、もったいない事になっちゃうな…。
私も……隼と一緒がいいに決まってるけど。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月14日 18時

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