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「あのさ……大丈夫なの?」
『あぁ……。
…まぁ大丈夫かな…なんて…』
「ヘアメイクとか衣装部とかでも、色々噂になってたよ?」
『あぁ……ハハハ…』
…正直、笑うしかない。
「隼…心配してんじゃないの?」
みさきさんの表情は、本気で心配してる顔で……
適当な事を言って、ごまかすことなんてできなくなっちゃう…。
『だいぶ……心配かけちゃいました……』
「でしょうね……。
私でも心配したもん…」
『……え?』
発言に驚いてたら、メイクルームに着いて、鏡前に座らせられた。
ケープをつけてからブロッキングして……任せてもらっていい?って優しい笑顔。
『お任せします』
「任されました〜」
あんなに気まずかったのはどこに行ったのか…ってくらい普通なみさきさん。
「私さ…陰でこそこそが一番キライなのよね……」
聞きたい事とか、言いたい事とか、直接話せばいいのに……って。
苦笑いの私に、そう思わない?って。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月14日 18時