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「俺が……その人を好きになるかもって事……?」


低い声に、思わず目を伏せて…隼の胸におでこをつけたけど……

「バカじゃないの?」


……怒ってる…。



「マジでバカ…。
……こんなバカだと思わなかった……」


………呆れてる…。

はい……両方でした…………。



「あのさ…俺がこんなにAに気持ちを伝えてても、まだわかんないの?
俺のこと……信じられない?」

『…信じられないんじゃないよ……。
……でも…』


深いため息の後で、隼は私の顔を上げさせた。

呆れて怒ってると思ったのに……
優しく微笑んでる……。


「…グチグチ嫌味を言われてきたら…自信削がれちゃうよね…。

自分に自信が持てなくなるのも……わかる……。

不思議なんだけどさ……

どんなにたくさんの人に褒められても、少数でもネガティブな意見があったら、そっちに引っ張られるんだよね……」

隼はちょっと悲しそうに目を伏せて、頭を撫でてくれる…。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月14日 18時

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