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「これから一生かけて、俺を労って長生きさせてよね…?」

『ん……』

「普通に返事してるけど…
意味、分かってるんのかなぁ…ホントに……」

ちょっとだけ唇を尖らせた隼は、苦笑いでつないだ手を膝に置いた。


…意味、ちゃんとわかってるよ………。


だいたいのことは涼太くんに聞いた…って言いながらも、困ってるような…悲しんでるような…そんな顔。

…私から…ちゃんと話さなきゃ…

そう思ってたら、隼は体を起こして私の方を向いた。


「あのさ…
Aが話したくないなら……もう無理に聞かないけど……

一個だけ……いい?」

私も隼に体を向けて頷くと、ジッと目を見つめられた。


「Aは……俺のこと好き?」

『好きだよ…』

「……なら………もぉいいや」

『…………』

「Aが俺のこと好きなら……それでいい」

『……隼…』

「もう遅いから寝るよ?」

優しく触れるだけのキスをして、頭を撫でたあとで微笑んだ隼。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月14日 18時

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