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「A………
寿命縮むって………」
『ごめんなさい…………』
渡辺マネージャーが車を回して来るから……と一人で走って行って……
隼が車椅子をゆっくり押しながら歩いてくれる。
ラジオ終わりで連絡もらって、タクシーで飛ばして来てくれたらしい。
「折れたりは…してないって?」
ケガの説明は、渡辺マネージャーにも話が通ってて、すでに聞いてたみたい。
『うん……足はただの打ち身だから……しばらく痛いかもだけど、普通にしてていいって』
重なるように置いてあったパーテーションが、足首に直撃したけど……骨に異常はないらしい。
車椅子は、玄関横に置いといてって言われたことまで一緒に隼に話す。
「頭は…」
『切れたとこを縫ってもらったから…明日、外来の時間に消毒に来るように言われた…』
CTも異常なし。
「…やっぱり俺が最後じゃん……。
俺……前にも言ったよ?
最後に聞くのはもう嫌だって………話して欲しいって…」
頭の上から聞こえる隼の声は、深く傷付いてる…。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月14日 18時