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ライブでもお世話になってる衣装さんから、下着を前日の夜からつけないでって言われてて……
ずっと胸元が心もとなくて落ち着かなくて…
けど……用意してもらった衣装を身に着けて、理由を理解した。
「背中に下着の跡があったら、台無しでしょ?」
スカート丈はロングだけど…背中がしっかり開いたノースリーブドレス。
隼に……というか、ジェネのみんなに見られないうちに上着を羽織ろうと思ったのに……
パーテーションから出たら、あ〜!!って叫び声。
叫んだのは白濱さんなんだけど……隼が目を見開いて固まってる。
「かわいい!」
「いいじゃん、すごく似合うね?」
皆さん、口々に褒めてくれてるけど…隼は眉を思い切り下げて立ち竦んだまま。
「ほら、隼…」
「かわいいじゃん?
……ちゃんとキレイって言ってあげなよ…」
佐野さんと白濱さんが、隼を連れて私の目の前に……
「めっちゃ似合う。キレイ………だけど……
俺の二の腕……」
周りでみんなが大爆笑して、隼を叩いてる。
ジェネが騒いでるから、ちらほら集まってきてた色んなグループのメンバーさんも集合しちゃった…。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月12日 20時